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脳血管障害について  慢性期のゴール設定




慢性期脳卒中のゴールを考える際、発症からの期間や対象者のモチベーション、精神機能障害を何の根拠なく取り上げ、それらと経験則を組み合わせて、設定してはいないだろうか。

もしADLの低下をきたした場合に、加齢や廃用症候群などを安易に関連づけていないでしょうか。

このように、経験や根拠に基づかない方法でゴール設定をしていないでしょうか。

なぜか、
慢性期脳卒中の理学療法の後に控えているのは個人的価値観や主観的要素を多分に含む生活であり、対象者の生活を見据えたゴール設定を行うには、理学療法士としての経験や人生経験も不可欠な要素であると考えるからである。

EBPT(科学的根拠に基づく理学療法)の実践が求められている現在では、慢性期脳卒中であっても科学性が求められるべきであろう。

【ADL中心のゴール設定】
脳卒中は脳の障害であり、表出している1次性障害の原因は脳損傷です。2次性障害もその原因は1次性障害であり、1次性障害の理解は最も大切です。
脳機能のじょう態を確認したうえで、障害の改善可否を判断し、ADL中心としたゴール設定を行っていくこtpが必要と思われます。



生活はけっしてADLとイコールでなく、対象者や家族の主観的で個人的な価値観に基づいてなされるものであり、第3者である理学療法士が制約すべきものではない。

科学的根拠によって回復したADLから想定される対象者の価値観に即した生活が、
最終的な慢性期脳卒中のゴールとなると考える。

つまり、
科学的根拠にもとづいて対象者が最高に獲得しうるADLをゴールとして設定、提示し、このADL能力で理想の生活をシミュレーションしたほうが現実的であり、それを実現するための問題点も明確になりやすい。


【慢性期脳卒中のゴールを主観的価値観に基づきながらも科学的に考える】
・診断名の詳細分析
慢性期になると閉塞血管や破裂血管が明確にしるされていない場合が多く、「脳梗塞」や「脳出血」のみの記載になっています。
どの血管が破裂、破たんしていて、どの領域が傷害されているかを正確に把握していくことが科学的根拠に基づく理学療法に重要です。
※脳機能の理解が大前提ですが…

・脳画像の活用
頭部CTや脳MRIで確認し、理学療法評価結果が損傷部位の機能局在と合致するか否かを照合することが重要です。

その上でも、CTやMRIも、慢性期では急性期の脳画像と比較して損傷部位が明確であり障害部位のとく定に有効とのことです。

・前院情報の必要性
発症様式、回復経過、治療経過など慢性期でゴール設定するために必要な情報が急性期、回復期の理学療法評価、治療に多く含まれる。

リハビリテーションの様子(危険認知力などの精神機能、モチベーション、リハビリテーション内容)も情報を得ることができると有用とのことです。

また、慢性期脳卒中の理学療法が、
介護施設の場合、画像の情報など不十分で
可動域制限→ROM
と目先の障害に対象療法的にアプローチせいてしまうことになりかねない。

・ADL中心のゴール設定
改善が可能であると予測された部分の確実な改善と、
改善されないと予測された部分の代償手段の可能性をかんがみ、対象者の最高のADLレベルを推定する。

”生活”をゴール設定に活用するためには、
得られたADL能力を対象者や家族に提示し、それを材料に、理学療法士や関係職種とともに生活をシュミレーションしていくことが必要となる。
重要なことは、対象者や家族が思い描く最終的なゴールである生活は、理学療法のゴールである最高のADL能力を土台とした現実的な生活であることである。

【おわりに】
理学療法士は、対象者の生活を基本的で一般的なADLに置き換え、低く見がちです。

理学療法士は個人の生活の可能性を最大限に求めるには、基本的で一般的なADLを科学的根拠をもって最大限に発揮させることが必要であるとのことです。







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by kentarou591124 | 2011-11-08 00:03 | 文献・自己学習


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