体幹と下肢・上肢の運動連鎖


最近、体重が79.6キロから74.9キロに下がった。

久しぶりの本気のダイエットが効果を示しているようである。

今回の減量の一番の効果はスポーツジムに通い始めたからだと思う。

スポーツジムでは、初回に利用する際に
体を詳しく分析してもらったが…
「筋肉量が少ない、基礎代謝量が低い、脂肪量が多い(上下肢ともに)」と言われた。
これを
「筋肉量が増える→基礎代謝量がアップする→脂肪燃焼効果が高まる→減量する」
というサイクルができると今回のダイエットは成功するのではないと考えていた。

最初はスランプが何度かあったが、それを乗り越えてスポーツジムも通い続けていけて本当に良かったと思う。

目標とするBMI22の69.7キロまでは、

まだ5.2キロ減量が必要だが、ひとまずはこれまでの成果を喜びたいなと思います。


そこで、自分で運動するようになり思ったことですが、
上肢を動かす時は、肩甲骨
下肢を動かす時は、腹部周辺
に意識を向けて動かすことが大切だと感じることが多い。

運動連鎖というものではないかと思いますが、
今回はこれについて考えていきたいと思う。


体幹と下肢の運動連鎖について

小林寛和 金村朋直 岡戸敦男.体幹と下肢の運動連鎖.理学療法.23巻10号.2006年10月

・体幹と下肢は密接に関係しており、体幹の症状に下肢の問題が関係していることが多い。
・スポーツ動作における投球動作、ランニング動作、ジャンプ動作を例に下肢運動が体幹運動に与える影響について説明した
・体幹運動と下肢運動の関係について、われわれが行った股関節中間位および内旋位での体幹伸展に伴う、①腰椎、②腰仙椎関節、③股関節、の各運動の分析結果によって説明した。

[体幹屈曲運動]
体幹屈曲運動は、①脊柱屈曲 ②骨盤前傾 ③股関節屈曲 の運動がおこる。
体幹運動時の腰椎・骨盤・股関節運動の傾向は
Lumbofemoral Rhythm 、Pelvifemoral Rhythm と表現されている。

腰椎と股関節(骨盤)では屈曲時にはだんだん屈曲していくと腰椎の運動は減少していく傾向がある。

[膝関節のアライメントと体幹筋との関係]
Knee-in や Knee-out などのアライメントの変化が膝関節障害では起こります。

Wilsonらは、片脚スクワット時は、女性は男性にくらべ膝外反角度が大きく、
体幹筋群・股関節周囲筋群の筋力が低いといわれる。

Hodgesらは、股関節運動に先行して腹筋群の収縮が起こるといわれ、
股関節周囲筋群の筋力発揮では体幹筋群の収縮による体幹の安定を要する

[スポーツ動作における体幹・下肢の運動連鎖]
①投球動作
投球動作における問題点として、いわゆる「肘下がり」がある。
加速期における肩外転角度の不足を指し、肩と肘の上肢外傷の発生につながる。
②ランニング動作
体重支持期から前方への推進期にかけて必要となる
股関節伸展運動が制限され、骨盤前傾の代償が生じ、腰椎前弯が増強してしまう
③ジャンプ動作
踏み込み時にknee-inを呈している場合、骨盤後傾と股関節伸展が制限され、
代償として腰椎、腰仙椎関節の伸展方向への運動が増大し、腰椎前弯が増強する。

[体幹・下肢の運動連鎖に関する分析]
体幹伸展運動の特徴
①腰椎の運動は患者によって運動はさまざま
②腰仙椎関節の運動は、
体幹にともない一定に増大する
体幹伸展開始直後に大きく増大する
体幹伸展最終域周辺で大きく増大する
の3つの傾向がある。
③股関節運動は大きく変化することなく伸展を続けていた。

股関節内旋位での体幹伸展運動の変化は、股関節を内旋することで坐骨大腿靭帯、股関節内転筋群、股関節外旋筋群が伸張され、骨盤が前傾し、骨盤後傾および股関節伸展運動の制限された結果であることが考えられる。



体幹と上肢の運動連鎖について


[関節の解剖と運動方向]
①胸肋関節、肋椎関節、肋横突関節
胸郭挙上は脊柱伸展を助け、肩甲骨関節窩を上方へ向ける。
臥位で他動的に胸郭を持ち上げると上肢挙上の可動域が容易に増大するのは、このためである。
②胸鎖関節
広範囲の運動が可能で、鎖骨を介して肩甲骨運動の誘導が行われる。
③肩鎖関節
可動性はわずかで肩甲骨が胸郭上を動く時の支点となり、肩甲胸郭関節の運動を大きくするために役立っている。
その一方で関節包にゆとりを持ち肩甲胸郭関節の適合性を助けている。
④肩甲胸郭関節
肩甲骨と胸郭が隣接している機能的関節である。
解剖学的な関節構造を持たず多方向への可動性を有している。
胸鎖関節と肩鎖関節の運動の組み合わせが肩甲胸郭関節の動きを決定している。


[体幹と上肢の運動連鎖]
2nd内旋運動の最終域で内旋を強制すると、肩鎖関節の前方変位が著名となる。
鎖骨の前方牽引と前方回旋、肩甲骨の前傾と内旋と外側傾斜、肋骨の下制、脊柱の屈曲が著名となり
肩甲骨下角と内側縁の浮き上がりが認められる。
   ↓
肩甲骨下角や内側縁の浮き上がりは、肩甲上腕関節の可動性を代償するものと考えられる。

[肩甲上腕リズム]


肩関節外転運動で生じた肩甲骨の上方回旋は、肩甲上腕関節における煎断力を減少させると考えられる。
肩甲上腕関節の動的安定化により大きな肩関節周囲筋の筋活動が必要になる。


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by kentarou591124 | 2010-05-19 23:43 | 文献・自己学習


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